30

離為火(りいか)の時、正しい態度であれば良い。望みはかなう。牝牛のような柔順さを守って吉。

卦の意味
「離」は麗(つ)く、または離れること。この卦は上卦、下卦とも離(火)で、火と火が重なり、強烈な炎をあらわしています。それは天の太陽であり、地の文明であり、人の輝ける知性や燃える情熱です。明るさ、派手さが表面に出ますが、不安定とか、移り気な面もある卦です。離為火のときは、才能を発揮するチャンスに恵まれますが、自分のつくべき立場を見定めて謙虚に従うべきです。外観の美しさに惑わされることなく、地道な順徳の交わりをするように教えています。

訴訟
決定的な証拠も集まり、白黒をつけることができる。だが、柔和な心で対応せよ。得意になってはいけない。

爻辞(上爻)
王が出陣して征伐をする。敵の大将の首を取るが雑兵は逃してやる。このような寛大さがあれば問題はない。