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大有

火天大有の時、望みは大いにかなう。

卦の意味
「大有」は大いに所有するということ。上卦の火(太陽)が、下卦の天に上って、輝いている状態です。卦主である五爻の陰爻が、他の陽爻を柔和の徳で従えているので、大有というのです。また、火は、季節に当てると夏、天は秋です。夏から秋にかけて木の実は熟し、収穫のときで、穀物は倉庫に満ちます。このように、財産・物質を多く持つことができる豊かな卦であり、順風満帆の盛運のときです。しかし、決して有頂天になってはいけません。現在の盛運は自分の実力のみでなく、天の助けがあってのことと自覚し、謙虚な気持ちを忘れないことが、このすばらしい幸運を長続きさせることになるのです。

訴訟
自分の力と盛運を過信するなかれ、相手も相当に冴えている。速かに和解せよ。何がなんでも押し切ろうとすれば、一度は勝っても長期戦となって最後に負ける。

爻辞(上爻)
天の助けがある。吉であって何事も順調にいく。