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地山謙の時、望みはかなう。君子は終わりを全うすることができる。吉。

卦の意味
「謙」は謙遜、謙虚のこと。下卦の山は、上卦の地の下にあり、高くて尊いものが頭を低くして、謙遜であることを表しています。易は謙を尊び、おごり高ぶることを戒めています。徳の高い人だからこそ、低い位置にへりくだって謙の道を行うことによって、本来の才能が発揮できるのです。したがって地山謙のときは、表に立たず、謙虚に進んで有終の美を飾るべきときです。この卦はまた、一陽五陰の卦で、一人の男性(陽)に五人の女性(陰)が群がり、とくに人体で股に当たる三爻の一陽に五陰が取りまいています。したがってこの卦を男子裸身の卦といい、女子裸身の天沢履に対します。異性問題にはとくに気をつけるべきです。

待ち人
相手側に用事ができて、こちらには向かえなくなる。しかし、こちらから度々催促をすれば、かなり遅れてやって来るであろう。手のかかることだ。

爻辞(初爻)
謙虚に謙虚に努めるならば、大事を行なっても吉。