61

中孚

風沢中孚(ふうたくちゅうふ)の時、豚や魚にまでその誠が及んで吉。大川を渡っても良い。正しい態度であれば良い。

卦の意味
「中孚」は誠、真心ということ。この卦は、上卦が悦ぶ(兌)、下卦が従う(巽)で、上と下の口が三爻・四爻で向かい合って相親しむ象です。親和する、信頼する、誠意が通じるという意味です。すなわち、いかなる障害にも動じない強い絆で結ばれた相思相愛の姿を表しています。したがって風沢中孚のときは、心を開いて真心をもって行なえば、相手に伝わり、何事も順調に進むときです。ただし、誠の卦だけに、心に偽りのある人にとってはすべて裏目に出るときでしょう。

家庭
外面はよくても、中に問題を抱えている。情に溺れないように注意すること。新しい生命誕生の暗示も。

爻辞(三爻)
敵に会い、進軍の太鼓を打ち鳴らしたかと思えば、攻めあぐんで後退する。進めないことを嘆いて泣いたり、和睦して喜び歌ったりする。