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天地否の時には人の道がまともに行なわれない。君子がいかに正しい態度を守って事を行なおうとしても、行なえない。大人が追い出され、つまらぬ小人がのさばっている時だからである。

卦の意味
「否」は否定の否で、塞がって通じないこと。泰の卦と反対に、天が上卦、地が下卦にあり、天地が離れていって背きあう状態です。天地否のときは、正道が否定され、まさに不毛のときです。人間関係においては、小人(しょうじん)がのさばり、君子は遠ざけられて秩序が乱れている状態です。君子が事を行おうとしても、今はかえって災いを受けるだけです。このようなときは、君子はしばらく退いて、閉塞状態が解けるのを待つほかありません。

家庭
夫婦間の意思疎通が悪く、ぎすぎすした関係になる。思わぬ出費があり、赤字になりやすい。

爻辞(初爻)
茅を抜くとその根が連なって抜ける。仲間とともに君主への忠誠を貫けば、吉にして願いごとはかなう。