55

雷火豊(らいかほう)の時、望みはかなう。まさに王者が至りえた姿である。心配しなくても良い。太陽が中天に昇って万物をくまなく照らすように、その姿を天下に示すが良い。

卦の意味
「豊」は豊かなこと。豊大なこと。上卦は雷、下卦は火で、雷と火(稲妻)が交わって、その雷電が天地を明るくし震動させる象です。雷火豊のときは、万事エネルギーに満ち満ちており、勢いのある盛大なときです。こうしたときは新しいこと、長引くことは避け、即時即決の方針で進むことです。また、運気盛大なときこそ、「満つれば欠ける」という世の習いを念頭に置き、盛運はいずれ傾くことを覚悟する必要があります。とくに内部から崩れることが多く、表面は華やかでも、裏には多くの困難を抱えているものです。

家庭
表面はうまくいっているが、いずれ夫婦の心にすれ違いが生じる。妻と子に問題がありそうだ。

爻辞(四爻)
日除けを大きくかけたので、日中でも北斗七星が見えるほどの暗さである。志を同じくする者の助けを得られれば、吉。