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天山遯(てんざんとん)の時、望みはかなう。小事なら正しい態度にしてかなう。

卦の意味
「遯」は遁走、逃れて退くこと。この卦は、上卦が天の全陽、下卦は山で、下から二陰爻が長じて天地否に行く勢いです。そこで二陰爻を小人(しょうじん)とみて、その勢いが盛んになるのを避け、四陽爻の君子(くんし)は隠遁するのがよいというのです。天山遯のときは、衰えつつある時勢に逆らわず、たとえば、中央から逃れ退いて田舎や地方などに身を隠し、じっと再起の機会を待つべきときです。君子が危険から逃れる卦ですが、小人は君子を害さないように自制すべきであるという意味もあります。十二消長卦の一つで、旧暦の六月にあたります。

交友
危険が多い。悪い友人にだまされる恐れがある。虚勢を張り、背伸びをすると凶。交際は極端に地味にすること。孤立感を感じるが、一人静かに暮らしてみるときだ。

爻辞(五爻)
喜んで立派に逃げる。一貫して志を守れば、吉。