50

火風鼎(かふうてい)の時、大いに吉。望みはかなう。

卦の意味
「鼎」はかなえ、すなわち、煮炊きする三本足の器のこと。古代の聖王が祭祀に用いたもので、神聖な道具として尊重されました。「鼎」は政治や地位の安定、安泰を示す言葉として広く用いられています。鼎の形が、卦の象に似ていて、初爻を足、二・三・四爻を胴、五爻を耳、上爻をつる(運ぶ棒)とみます。木(下卦)に火(上卦)をつけて燃やして煮炊きするというのが鼎で、食べ物・料理・祭祀に関係する卦です。また、変化して新しいものにする、改善する、三本足により安定を得られるという卦です。火風鼎のときには、安定のための協調性が求められるときです。会社でいえば経営者、従業員、消費者間の協力が会社の発展に大いに貢献するときです。新しいもの、たとえば新しい人材、新しい意見などを取り入れて内容を改善するときでもあります。ただし、三角関係には要注意のときです。

転居
凶。

爻辞(五爻)
鼎に黄金の耳と金で飾られたつるが付き、堂々としている。賢者に従い、謙虚に言を聞き入れる態度を貫くがよい。