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明夷

地火明夷(ちかめいい)の時は、困難に耐えて正しい態度を守るのが良い。

卦の意味
「明」は明らかなるもの、賢人のこと。「夷」は傷つけ破ること。上卦の地の中に、下卦の日(太陽)が隠れている。日が落ちて地中に隠れ、暗闇が支配しているので明夷というのです。地火明夷のときは、賢明な人が傷つき破れて、力を発揮できない状態です。才能を発揮しょうとしても、周囲は愚かな小人(しょうじん)ばかり。ねたまれ、攻撃の標的にされ、思いどおりにならないことでしょう。火が暗闇に覆われ、届かないような状態です。夜の卦とします。

結婚
大凶。内縁関係は続くが、正式な結婚はまとまらない。事情が分からないで誤解を生む。傷つかないうちに取りやめたほうがよい。結婚しても和合しないことが多い。中傷もあり、仲人の口に注意したほうがよい。

爻辞(五爻)
箕子が暴君紂王に対して狂人のふりをして、明智を包み隠し難を免れたように、志操を貫けばよい。