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火山旅(かざんりょ)の時、小事なら望みはかなう。旅路で正しい態度にして吉。

卦の意味
「旅」は旅人のこと。この卦は、下卦が山、上卦が火で、山は静止しているのに、火は燃え広がりだんだん移っていくさまをあらわしています。山は宿の象があり、宿を出て移りゆくので、旅または旅人の卦とします。古代の旅は、孤独で危険を伴うものでした。この卦は、人生の旅の道中における孤独、さびしさ、転々とする生活、不安定さなどを意味します。したがって火山旅のときは、孤立し、さびしい思いをするときです。こうしたときは何事も受け身に徹するべきですが、旅の目的地を忘れることなく、着実に進むことが大事です。学問、宗教、文芸など精神的な方面には適している卦なので、自分磨きの旅にしたらいいでしょう。

結婚
不安定で、まとまりにくい。不明朗な点があり進めにくい。家族・友人の援助・賛同がないので見送ったほうがよい。結婚後も親しみがわかず、なじめない。移り気があり、不和や別居のおそれあり。しかし、二人を結んでくれる共通なものがあるなら、まだ幸せになれる可能性は残る。

爻辞(二爻)
旅して宿に着き、資金も十分にある。召し使いの若者も忠実だ。