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水風井(すいふうせい)の時、国や村が変わることがあっても、井戸は居場所を変えることなく、汲んでも汲んでも涸れず、また、溢れ出ることもない。そこを往来する人を誰でも養ってくれる。ところが、その井戸のつるべの縄が底に届きそうなのに足りず、あるいは、そのつるべが破れて水が漏れるようなのは凶。

卦の意味
「井」は井戸。上卦は水、下卦は木で、水の中に木のつるべが入っているとみて井戸の象としました。人間生活において、井戸は誰でも利用し汲んでも尽きないものです。井戸は、いつでも水をたたえており、人を養うのです。人を養い助ける、こつこつ繰り返す、社会事業という意味があります。水風井のときは、井戸の姿にならって静かに、根気よく、地道な努力を続けるときです。また、自分の智恵や才能が人のために大いに役立つときです。奉仕精神で進むべきときです。

運勢
骨折りや苦労が多いが、苦労の多い割に報われない。絶えず何事も繰り返し行うことが必要である。万事速やかに調わず、新しいことは難しい。内部的に心配が多く、気を抜くことができず、安泰を得ることは難しい。努力して現状維持につとめること。飲食に関係した問題がよく出てくる。縁の下の力持ちで、表面に出ないほうがよい。人の世話もしなければならない。

爻辞(上爻)
井戸に蓋をすることなく、誰もが自由に水を汲めるようにしておく。汲めども尽きぬ奉仕の心があれば、大吉。